自然界の有用な微生物の力を利用し、有機汚泥を分解、最終汚泥の減容を実現する装置です。燃料および動力機械を利用せず、燃焼・乾燥等を行わず、地球環境にやさしいプラントです。
通常の汚泥処理と違い、化学薬品は使いません。
燃料は使用せず、使用電力量は極僅かなので大気汚染・水質汚染の心配が不要です。
また、異常な臭い(例えばアンモニア臭)は感じず、衛生的でもあります。
アクアチップ(杉、ひのきを中心とした木質破片を特殊加工した物)に汚泥を混合させることにより、有機余剰汚泥を減容する技術を利用し、約5日間のサイクルで、有機汚泥が限りなくゼロに近づきます。
装置はオーダーメイド設計のため、下水処理施設の敷地に合わせた低コストでの製造が可能です。
バクテリアが汚泥を分解するため、最終汚泥の焼却処分または最終処分場への運搬が不要となり、汚泥処理費用の削減が出来ます。
T県H郡 農業集落排水処理施設では、「きぼう」プラントの導入によりおよそ3割の費用削減に成功しました。
安定した効果(汚泥の減容及び費用削減)を発揮したため、平成18年から約10年間継続してご利用いただきました。またその間、汚泥の引き抜きはありません。